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二人のMartin

一人目 Martin Fowler

最近、モデリングの勉強を始めています。
流行の、オブジェクトモデリングは、よく分かりません。
こんな難しい手法を使って、よく業務システムを設計構築していると思います。
実際には、よく分からなくても開発環境がプログラムを動かしてくれているのではと疑っているのです。

オブジェクトモデリングの世界では、Martin Fowlerという教祖様がいます。
世の中を50あまりのパターンに分類してしまうという大胆な提唱をしています。
(まだ齧りはじめたばかりなので不正確ですが)
Knuthもそうですが、向こうでは、世の中のアルゴリズムの大全を作ってやろうといったチャレンジをする人が、必ず出てきますね。人の育て方が違うのではと思ってしまいます。
(昔の人なら食い物が違うというのでしょうが)
すくなくとも、Martin Fowlerが何を言っているか理解できるようにはなりたいと思っています。

もう一人 Martin Fink
もう一人のMartinさんは Martin Finkです。
Linuxのビジネス化の方向性をドライブしている御仁です。
HPのGMとして、色々と発言をしています。
The Business and Economics of Linux and Open Source という本を出しています。
昔少しLinuxを齧っていたので(なんでも齧るばっかりですね・・・)、どのようにビジネスに結び付けようとしているか、とっても彼の言動には興味があります。
先日も、ソフトウエア特許について、企業よりの様な、コミュニティよりの様な微妙な発言をしていましたね。
FreeSoftは”ただ”という意味では無い! という主張は、言われてみれば確かに!ですが、DownLoadで、実際にお金が出て行かないと、ただはいいな、と思ってしまうのは、致し方ないところでしょうか。プログラマや開発者にとっての自由という意味なんですよね、本来は。

これからのIT世界がどうなるかについて積極的に発言をしているオピニオンリーダーがともにMartinさんというのが、偶然とはいえ、面白いなと思う、今日この頃です。

どちらの英語も、英語としては易しい(中身は難解・・・)ので、勉強にも最適です。

そういえば、昔ブルーバックスで読んだ数学ゲームの作者はMartin Gardnerだったな・・・と思い出しました。 Martinって、向こうでは平凡な名前なんでしょうかね。 ああ、Martin Ruther King も Martinでした。
皆、理想に燃えて皆を引っ張る運動家と言えますね。面白い共通点です。