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マイナーな時代

最近、極めてニッチな競技や分野が突然ブレークするケースが度々ある。
マスメディアのマス・大衆といった画一・均質なものが受け入れられていた時代は20世紀と共に終焉を迎え、
個人個人の趣味・志向が尊重・分化しているのが今である。

例えば、カーリング。 あんな面白い競技は無いと思う。
戦略、技巧、体力、チームワーク、そして、最後の1投に託される勝敗とドラマ。 運命を左右するわずか数センチ。 
長野オリンピックでの日本男子チーム 敦賀の涙。
さらに、”シムソンズ”の持っている豊富なエピソード、ストーリーは、映画になったぐらい。シムソンズ [DVD]
まあ、映画は音楽と北海道の大自然がとても素晴らしい作品です。(座右のDVDです:4人娘の演技には触れません。 可愛いけれど

ただ、氷上のチェス といわれても、チェスをどれだけ知っていますか?
西洋の将棋です・・・将棋って、駒動かせる?
ということで、マイナーな競技の説明を少しメジャーなマイナーで説明している状況ですね。
まあ、将棋は駒は動かせなくても、羽生さんで知っている人は多いでしょうから、(羽生は偉大だねえ。)

なんでこんなことを書くかといえば、昔、大学でコントラクトブリッジのキャプテンをしていた経験があるからです。
コントラクトブリッジなんて、まず誰も知らない。(現幹事長 細田さんは、セブンシティで見かけたことがある強豪ですが・・・)
欧米では、日本の囲碁将棋と同じレベルのメジャーな競技で紳士淑女のたしなみと言っても、こちらじゃ誰も知らない。
そこにあるドラマ(BlueTeamの偉業 とか・・・)も分かってもらえない。

ただ、今になって思う事は、そういったマイナーな競技を知っている事、その深いドラマに触れていることは、人生を豊かにしていると思います。

マイナーな競技・分野 は、マイナーが故に、マスによる干渉から守られ、マイナーであっても人を惹きつける何かがあるわけで、その素晴らしさが臨界点に達したところで、人の知るところになることになるのでしょう。

まだまだ、落語やかるた、クラシック音楽に数学など引き出しは山のようにありますが、おいおい。

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