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これを裏日本というのか

少し早い夏休みということで、家族で出雲・松江・境港の旅行に行ってきた。

なんとか取れた寝台列車に乗って、出雲大社 60年に一度の大遷宮の特別拝観、歴史博物館での銅鐸・銅剣など見学、出雲そばの昼食、一畑電車に揺られて宍道湖を眺め、松江の老舗ホテルに投宿、舟で堀川めぐりに小泉八雲、松江城に登楼、夜は水郷祭の時期に偶然ぶつかって屋上から3000発の花火見物、疲れを温泉で癒す・・・と旅行社でも企画しないような旅行になった。(すべて1日の間の出来事です)
子供には、翌日の境港 妖怪ロードもよかったみたい。

最初予約を取るときに、松江周辺の宿がどこも満室だったので大慌てだったのだが、理由は水郷祭にぶつかったことが原因だったらしい。
子供が寝台列車に乗りたいと言い出したことから始まった旅行の企画だが、結果的には作ったような絶妙のタイミングの行程になりました。

当初は、帰りを餘部鉄橋を経由して京都に戻る日本海ルートを提案していたのだが、流石に却下されてしまいました・・・それで岡山から新幹線。
天候も何とか持ってくれて、とても良い旅行でした。

今回、山陰地方に行くのは初めてだったので、どんなところかなという興味がありました。

まず最初に思ったことはインフラ整備が素晴らしいということ。
流石は竹下さんの地元、現幹事長の細田さんのお父さんの頃から有力政治家が出た御土地柄、公共事業にどれだけのお金が落ちたことか。
不必要にまで整備された道路、華美とまで言える博物館の施設、とても整備された駅前には不思議なモニュメント。箱物行政の一大展示場といったら言い過ぎか?

ところが、どこに行っても活気が無い。 人が居ない。 店が無い。みやげものも少ない。
鉄道も、本数が少ないし、連結車両も短い。駅舎もレイアウトは立派で、ここを蒸気機関が盛んに走っていたんだろうなと想像される作り。
でも、そこを2両編成などが1時間に1~2本といったペースで走っているだけ。

各々がとても豊かな文化と歴史、個性を持っている町だと思うけれど、帰りに立ち寄った岡山の駅の混雑ぶりと比較すると、その違いが際立ってしまいました。
新幹線が通っているかいないかの違いといえばそれまでかも知れないけれど。