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将棋界の危機

今、将棋界はその歴史に類を見ないほどの群雄割拠の時代を迎えています。
しかもドングリの背比べではなく、独立峯 羽生に周りが追い付いてきて、高いレベルでの競い合いが続いています。 竜王戦での初の3連敗4連勝に続いて、深浦が木村をうっちゃったのも、実力が接近しているが故と考えたいです。

そんなハイレベルで内容の高い将棋界にとって、実は足もとが急速に揺らいでいることにみんなまだ気が付いていないみたいですね。

マスゴミ崩壊~さらばレガシーメディア~
三橋 貴明
扶桑社

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この本は、日本のマスコミという業界が今、音をたてて崩壊し始めているということに警鐘をならしている本です。(自業自得という論調ですが)

昨今、テレビが特番ばかりでつまらない理由も、みんながテレビを見なくなり、広告費で成り立っていたビジネスモデルがインターネットに負けつつあって、番組予算が切り詰められていることにも要因があります。

それ以上に深刻なのが新聞社。 NEWではないニュースを横並びで深みのない記事しか書けないために、どんどん売上と広告収入が落ちています。
私も、新聞紙のために新聞をとり続けようか、思い切ってやめようか悩んでいて、新聞のない生活をスタートさせて2週間になります。(全然問題無いです。)

ベルディを読売が手放して、ついに日テレが手放して、OBのホールディングスになってしまいましたね。(というか、それだけ資金が集まれば・・・ですが)

そこで、勘違いの新聞が衰退するのはさして大きな問題ではないのですが、その道づれで将棋界も衰退するのは、勘弁ですね。
将棋界を支えているのは、各棋戦を主催している新聞社からの援助金ですからね。

ちょうど幕末に、幕府が倒れてしまい、将棋所として扶持をもらっていた名人家が困窮した時代がまたやってきたのかな。
まあ、いわゆるサポーターは非常に沢山いるので、うまくそこからお金を集める知恵が出れば大丈夫だと信じたいですが・・・