ホーム » 世の中のこと » 新聞は端末で持ち歩く時代?

過去投稿一覧

ジャンル

新聞は端末で持ち歩く時代?

Kindleを使い始めて1週間。
未だにまともに英語の本は読めていないが、新聞はHerald Tribuneを購入することにした。

毎日、新しい記事に更新されている。それで気に入った記事を拾い読みをする。
ここのところ関心は(常に?)スポーツ、特に今はワールドシリーズ中なので、Yankees関連の記事をパラパラと読む。 他は見出しだけ確認。
なんとなく、今まで朝刊を取り込んで出勤前に読んでいたのと同じような行動が実現できていることに驚く。

毎日更新されるということは、気に入った記事を次の日に読み返すことができないということで、うかうかしているとみんな塗り替わってしまう。
ただ、よくしたもので、記事のクリッピングの機能があり、指定すれば記事を自分のクリッピングに保管ができる。

これって、新聞の切り抜きではないか!

新聞の場合、切り抜きは手間がかかり、しかも裏の記事は切り取られてしまう・・ということで、過去記事の検索サービスが有料であって結構利用されているが、”自分の切り抜き”を無料で簡単に作れてしまうというのは、実に驚きである。
最初から電子化されているわけで、情報の再利用、自分データベース化が効率よくできる時代がやってきているのだなと思う。

結局、人が届けていた情報が、電子網の発達によって超低コストで代替できるようになったということなんですな。
最近、テレビ局やラジオ局の弁当のグレードが落ちたとか、トイレのペーパータオルがなくなったという話が、ポロポロ出始めた。
自慢ではないが、急激に金回りが悪くなって倒れた会社にいた経験があるので、それって典型的な末期症状だな。そろそろやばいと思う。
新聞販売店も、到達時間0秒のおおむね無料というサービスに対抗できる有料サービスってほとんど考えられない。 Kindleや類似のサービスが日本語化されるまでの寿命かも知れない。(2年?)
かつて、CDの登場によって、超マイナー産業にレコード針の業界が転落したが、同じような状況に、あの大マスコミが陥っているということかな。

最近よく思うことだが、”基盤”とか”ゆるぎない”と思われている制度や人、組織といったものから先に壊れるように思う。
うちの会社も人の回転が速いが、えてしてこの人がという人から辞めていく。
平家物語ではないが、諸行無常の響きあり。 ということは、今乱世なのだな、きっと。