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新聞を変えました

ほぼ半世紀、母の胎内のころから読んでいた読売新聞との契約を先月で終了しました。(といっても、実家ではまだ律儀な巨人ファンの父親が読売を購読していますが。)

そもそもの発端は、配達人と犬との相性が悪かった(早朝に過剰に吠えるのは周囲にも申し訳なく・・・)ようだが、対策を考えているうち、途中から”新聞自体”を止めようかという話になった。

よく考えてみれば、新聞を読むという習慣・意義がなくなってしまった。
ひどい言い方だが、新聞はテレビ版と折り込みチラシと”新聞紙”としての価値程度しかなくなってしまっている。
すでにNewではなく、読み物としても今一で、新聞を読む時間と労力があれば、他のメディア、活字にその時間を振り分けたいと思う。
実際、1か月近く新聞自体があたかも存在しないと思って生活をしたが、特に不都合はなかった。(テレビ欄はデジタルテレビが自分で教えてくれるし・・・)

しかし、学校でも新聞を調べるという宿題があるんだという奥さんからのクレームがあって、結局、一番安い朝刊だけの産経に切り替えることにした。
今や新聞業界の一番のサポーターは学校教育というのは皮肉な状況だ。

もう、毎朝、日の出る前に配達をするという勤勉な業態は止めて、読ませるQuality Paperになって日中配達する形にした方がよいのではないかな。
少なくとも、お父さん向けには、分析記事・深い記事が増えないと厳しい。

一方、チラシは確かに、とても素晴らしいメディアだ。
ローカルで価値の高い情報に満ち溢れている。しかも、インターネット以上にニーズを抱えているターゲットにきちんと届いている。たまにクーポン券がついていたりする。 なにより、擬似的ウインドウショッピングができるという楽しみもある。
購読料金の半分ぐらいをチラシの配布と考えてもよいかもしれない。
ただ、本来はチラシを作る側がお金を出すもので、無償が当たり前だ。
チラシだけを配る無償のサービスもあるみたいだ。

1部 130円と考えると安い気もするが、月4000円というのは高い気がする。

どこまで行っても新聞のビジネスモデルの将来は厳しい。