朝青龍の引退には驚いた。
引退勧告をする予定だったという間抜けな発表が後をおったけれど、他の世界では考えられない組織の自殺だ。
問題を起こしながら、人気を集めて、ピークを過ぎた感じもするが、まだ29歳、あと2-3年は白鵬との両雄体制で盤石のはずだった横綱を何故切るのかね。
外からはよくわからないけれど、興業という側面を忘れてしまったみたいだ。ファンを忘れた組織としての末期症状だね~。 しばらくは閑古鳥が鳴くガラガラの場所が続くのでしょう。この景気の悪い時に大胆なものだ。日本相撲協会の倒産といったことも考えた方がよいかも知れない。
まあ、はっきりしたのが、今回、高見山をハワイから連れてきた高砂部屋の横綱を廃業に追い込むことで、海外に活路を求めた一派がその力を失ったということかな。
このままでは、外国人力士だけの興業になりかねないという危機感もあったのかな。
象徴的なのが、すっかり影が薄くなってしまったが、千代大海の引退も初場所だったということです。 彼は有名なワルでした。 それが大関として最長記録を作って引退。
普通に考えれば、相撲を目指すのはぐれた日本人か、外人ぐらい。対抗するのが世襲力士。
既に、人材面から斜陽産業だったのだね。 まあ、そんなだから新弟子を殺してしまうことが日常の延長線上にあったのか、そんなだから斜陽になったのか・・・。
一定の格式・様式美を守ったうえでスポーツ・格闘技としての面白さを追求してれば客はついていくだろうが、変に復古主義・自分たちが考える”正しい姿”というフィクションに舵を切ってしまった以上、衰退・縮小均衡は避けられない運命(さだめ)かも知れない。
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