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こんなところにも岡田の勝利

毎日暑いのに、8月に入るともっと暑いという話だ。
まだ7月が終わろうとしているのに、もう完全に夏バテで、まだワールドカップの夜更かしダメージが抜けていない感じだ。(それはそれで幸せな疲れだけれど)。

世の中もやっと通常モードに戻りつつあるが、注目の会長選が現職の犬飼会長の不戦敗に終わるという事件があった。
ワールドカップでそれなりの結果を出して2年での退任、しかも選出の場に本人が出てこなかったようだから、どう考えても普通じゃない。
70歳定年の内規をFIFA役員だから該当しないと、ほとんど江川の空白の一日ばりの屁理屈で小倉FIFA副会長の登場は、クーデターといってよいだろう。
(20年後、30年後、日本のサッカー界はこの出来事の意味を大事件として振り返るのかな・・・)

みんなあまり触れていないが、岡田監督は協会とも戦っていたと思う。
ただ23人のために ~岡田監督の戦い~
現場の監督としてはベスト16といった実現可能な”ノルマ”ではなく、夢や理想に近い目標を立てて、それにむけてチームをまとめるというのは良くある話で、ベスト4は”死ぬ気”を出させるギリギリの目標設定だったと思う。
ところが、それを”公約”として獲得賞金を予算に組み込むという喧嘩を協会は現場にしかけた。

TBSとの確執も、インタビューの拒否も、考えてみれば、日本サッカーを良くしようという気持ちの無い勢力との戦いだったのだな、きっと。 哀しいことに、その相手が協会の会長であり、多分名誉会長がそのお先棒を担いでいたのだから情けない限り。
大会前のバッシングも本来は協会が現場を守らなければいけないわけだが、そんな想いが、日韓戦の敗北直後の”進退伺い”に凝縮されていたんだな。

でも、そんな悲惨な状況とも戦って、1次リーグを突破して、ベスト16、得失点差+2で大会を終えて、数字・結果以上の高い評価を得たわけだ。

その結果を受けて、古くから岡田監督を信頼してきた”古い世代”が、今回クーデターに出たというのが私の見立て。

早速、会長が変わって、協会が機能し始めたと思うのは私だけだろうか。
次期監督の選定も、全面的に任せる一方、期限を設けて、経過報告を逐次とっている、いかにもコントロールしている有能な上司の姿が見える。日程問題にも早速取り組むみたいだし、AFCへの影響力もある(+ワールドカップの結果で発言力も)

大きな変化といえば、98年の時は二度と協会に足を入れないとまで言って、今回も大会後は農耕生活に入りたいとまで言っていた岡田監督が、サッカーの監督を辞めるとは言ってないと言い、協会の理事にもなってしまった。 今までは敵だったサッカー協会が味方に変わった瞬間なのかな。

それにしても、暴君の暴走を許す体質のサッカー協会は改革が必要だ。
川渕、犬飼と暴君型の会長が続くというのは制度上の問題もあるのではないか。
サッカーを愛する善人たちの集まりという暗黙の前提が、ビックビジネスになってしまい、保身と恐怖政治に走る輩が出てくる悪いシナリオ、可能性を考えておかないとまずい状況だ。
まあ、そういう問題を明らかにしてくれたことが犬飼前会長の一番の功績だね。
長沼、岡野系列につながるスマートな小倉会長に期待するところ大ではある。