今日は、薄めの本を。
<北朝鮮>はなぜ嫌われるのか?日垣 隆大和書房このアイテムの詳細を見る |
あっという間に読めてしまう本です。 800円は情報量に較べて高いかな~。
ただ、日垣さんというとても強力で、はっきりと物を言い、揺るがない著者のバックグラウンドを知るにはとても良い本です。
(信仰告白に近いかな?)
今までの著書でもわかる、何事にも正面から”論理的に”取り組むことを怖れない著者の強さはどこから来るのか。
誰でも持つであろう先入観やタブー、暗黙の了解、空気といったものを受け付けない強さ。 時に、小気味良いぐらいの切り口と斬新な視点。
(それは、往々にして、私の視点が既に曇っていることに気付くことになるのだが・・・)
その秘密が、北朝鮮という題材を使って、隠れ主題のように展開されています。
とても鋭い刃を持っている人は、その刃を自らに向けることもあるはずで、それに耐えられる強いものがないと、やってられないということなのかな。
北朝鮮についても、実際に日教組の槙枝委員長一行と同時期に訪朝していて、”普通でない”経験もしていて、類書に無い”視点”も期待に違わず提供されます。
まあ、右も左も、自身のマインドコントロールを解きたい人にはお勧めです。
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