ショックである
毎年元旦に必ず詣でていた八幡宮の大銀杏が折れた。
報道の映像を見てもまだ信じられない。
静御前の舞殿をめぐって、長い長い石段を昇りつめて参拝。
考えてみれば、あの大銀杏を中心に一周するのが新年のはじまりだったのだな。
子供のころから、頼朝の鎌倉時代と現代をつなぐ象徴として慣れ親しんできた不動の柱、時代の生き証人だったものが、よもや折れるとは・・・
丁度、その時刻は65年前に東京大空襲があった3月10日、丑寅の刻ごろ。
これも何かの因縁か。
さらに、佐渡では同時刻ごろ、ニッポニアニッポン(とき)が(多分)テンに10羽が襲われた。(知らぬ間に120羽ぐらいに増えていたので、第一報ほどの衝撃ではなかったようだが・・・)
日本がユニークな国になったのは、鎌倉幕府の成立にはじまる公武による二重権力構造によるところが大きい。 政治の実権と権威・文化が分離、牽制することで、常にバランスと復元力を持ち、伝統の継続と革新・変革という相反することを実現して、極めて多様性をもつ社会を作り上げてきた。
その象徴である、鎌倉の、武家政治発祥のシンボルが、折れた。
太平記は北条氏の終わりを告げる天変地異の話から始まっているが、新たな太平記の時代がやってくるという警告なのかも知れない。
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