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二極分化

最近仕事で、自分のキャリアパスを考えるというテーマを与えられた。
(まあ、全員対象だったので、この老体にも命が下ったということですが)

なかなか、この年になるとキャリアパスというのは難しい。
何しろ、キャリアパスを考えるというのは、先が見えず、無限に可能性がある時に、自分の方向性を見つけようというものだから、先も見えて、可能性を拾うのが難しくなっている私には、ちとハードルが高い。

結果、少し真面目に、これからの世の中がどうなるのか、われわれの仕事はどうなるのか、といった考察が中心になりました。

そこで出てきた結論の一つが、世の中の二極分化ということです。

誰でもができて、簡単なものについては、極度の競争と価格の低下にさらされて、産業自体が簡単に崩壊するのが今の状況。
その一方で、簡単にまねができない、複雑で高度、高付加価値のものは、市場価値がますます高くなるのも事実。(販路が広がるということは購入側の競争が発生する)

端的な例でいえば、タオル業界。
今治はタオルの一大産地だったが、中国製などの安価なタオルの登場によって、壊滅的な打撃を受けている。 その一方で、デザイン性と触感でハリウッドセレブ御用達になったメーカは販路を拡大している。

IT業界でも、クラウドの登場によって、仮想化の進展によって、利用者のコストが劇的に低下し始めている。 それに準じて、サービスの価格低下もすぐやってくるだろう。人月の世界は、価格崩壊に巻き込まれ、大変なだけで賃金も安いというニュープアーを拡大生産する斜陽産業になりかねない。(IT業界は夢を持った若者から敬遠されつつあるのかなと少し心配しています。)
 その一方で、システムが複雑化していて、本当にできるエンジニア、設計者の数は益々減ってきています。 色々なシステムでの障害発生の話を聞かない日はないくらい。個々のエンジニアの守備範囲もどんどん狭くなってきているように感じられる。
日々登場する新しい概念・技術に対応して、しかも全体像を把握して正しい答えを出せるのは、だんだん難しくなっている。

価値のある、本物だけがより尊重される時代なんだな、きっと。
そして、何ができるか、何が得意か、自分に正直に耳を傾けることが大切なんだと思う。 う~ん、なんだ、好きなことをやれっていうことか。
(これを、アーチストの時代と呼んであげよう。)

まあ、私の場合は、過去の経験をビジネスにつなげることができれば、なんとかなるのではと思ってしまう。今のひとにはブラックボックスでも、中身から知ってるからね、年寄りは。何がどう危険で、どうすれば失敗するか、経験+感覚でわかるからね。知恵袋になるということですかね。

そう言っているそばから、五十肩ですよ・・・体力的に頑張りが難しくなっているのかな・・・まずは健康からかな・・・

チューニングは目と耳で

IT業界の変化は早い。
前世紀に教育を受けた者というのがしゃれにならなくなってきている。

何しろ、商用UNIXのトレーニングで、32Bitのアドレス空間で2GBものデータが扱えるが、あくまで理論上といっていたのだから。
メモリはKB、ファイルがMBの頃だからね~

今では、目の前に4GBのUSBメモリがある。64GBのSDカードも出るらしい。
ディスクだって、もはやディスクではなく、中身がメモリーだったりする。

で、昔、DBのパフォーマンスチューニングやサイジングを生業にしていた時期があって、当時としては結構なデータ量を処理する時間を測定して、チューニングを施して、最終的な構成を決めたり、ネックを見つけてパラメータをいじったりして、なんとか動くようにしたり・・・ということをしていました。

色んなツールやログを取って、SQLの解析をしたり、カーネルパラメータを変えてみたり、どうすれば性能が出るかといったことをやってました。
(性能が出すぎちゃうと本番で困ってしまうので、安全率を掛けてみたりとか・・・、提案フェーズとMissionによって匙加減も多少あり・・・)

でも、実際に一番注意していたのは、プログラムを動かした時の、ディスクの音や、ディスクアクセスのライトの輝き具合だったりしました。
特にDBなど、ディスクごとにI/Oのパターンが異なるように作られているし、時間のかかる複雑な処理だと、”あ、今、データを読み込んでいる”、”あ、Indexの再構成が始まった”、”お、I/Oが収まってきたから、結果が出るかな?” という感じで、体感しながら、次はどこをいじろうかと、考えたものです。
RAIDの切り方とかで性能が段違いになるときは、ディスクの”輝き”が違いました。

最近はどうなんでしょうね?
データセンターでチューニングをしている人は、やはりそれなりに、感覚を使っているのかな?
色んなツールが揃っているから、そのOutPutだけで判断しているんじゃないかな。

設計を行っている今どきの若いエンジニアが、こういう感覚がなくて設計していると、応用というか、本質が分からないことは無いのかな・・・

もう、体力的にも、最新知識もついていけてないけれど、コンピューターがブラックボックスで無かった頃から知っているというのが、ちょっとだけアドバンテージというか、強みなんじゃないかなと思う今日この頃です。

DECを知らないとは・・・

私が愛用しております、Podcastの番組、新刊ラジオ でのお話です。

有名な、デービット・カトラーによる Windows NTの開発秘話を紹介していたのですが、 矢島さんが、DECが読めなかった・・・
”ディーイーシー”は無いでしょ・・・

でも、仕方ないのでしょうね。 DECもCompaqに吸収され、CompaqもHPに吸収され・・・と紆余曲折を経ているので、少し古いIT業界の情報に触れてない人にとって、DECは、良くて12月という程度なんでしょうね・・・
かつて、ミニコンという業界があった・・・
かつて、Excellent Companyという本がありそこに、Digital Equipment Corp. が大々的に取り上げられていた・・・

まあ、直接の関係者ではありませんし(微妙に)、学生の頃、PDP-11を少し使った程度ですし、腹を立てるほどのことでもないのですが・・・

正直、時の流れの早さに驚いています。

まあ、Podcast自体は、ものすごい数のクレームが届くと思うけど、(届かないかも知れないけれど)、それは、どうでも良いことです。

中で今の若者は、5インチのFDを知らないという話もあったですが、そのうち、FD自体が忘れられるんだろうね。(8インチも、パンチカードも、紙テープに、”コアメモリ”まで知っている私としては・・・自分が博物館に展示されている気分)

でも、正直 びっくりしました。

奇跡の仕事術(手塚治虫)

少し前に、BSで手塚治虫の特集をやっていた。
その圧倒的な仕事量にまず驚いた記憶がある。(確か、300タイトル以上だったと思う)
壁一杯に作品が展示されていて、スタジオが手塚作品で埋め尽くされていた感があった。
全く違う話をそれだけ作り上げたというのもすごいが、純粋にそのVolumeに圧倒される。

その仕事量を実現するためには、同時に5社6社の連載を抱えて、締め切り前(過ぎ?)には担当者が傍らで原稿作成順を協議して、各社1ページずつ作ってもらったという凄まじい状況もあったみたいである。
絵を描くスピードの速さもすごいが、構想を固め、合間に海外旅行も組み込み、隙をみては映画を見に行くという、殺人的なスケジュールをこなしている。
(何事にもInputを心がけないとOutputは簡単に枯渇するので、それをとても高いレベルで実現していたのだなと思う)
10分・15分の仮眠をいれるだけで、連日の徹夜も日常だったようだ。
アシスタントを使って、極端な場合、構想を電話口で伝えて描いてもらって締め切りに間に合わせるといったことまでやっていたらしい。
その作品も1話読みきりの32ページといったボリュームのものも多い。
後世の人は、手塚治虫というペンネームの作家集団がいたのだという説を唱える人がでてきてもおかしく無い。(ブルバキのマンガ版といえば分かる人にはわかる)

昭和というと、最後に 美空ひばり、石原裕次郎、そして手塚治虫が相次いで亡くなり、時代が変わったという感を強くした想い出がある。
(直接には、正月休みに、見るテレビもなくなり、ビデオレンタルのストックも無くなったという騒動と、霙交じりの大喪の礼に仏大統領ミッテランが来ていたことが思い出される。 亡くなった小渕さんの”平成”の額を掲げる姿も・・・こちらは、最近、別の面で脚光を浴びたな。 DAIGO のおかげで・・・)

物心ついたころから、ずっと見てきたマンガの作者だから、当時は手塚治虫って、相当の年だと思っていたが、享年まだ60歳、今となっては短い一生だったのだなと思う。 そして、あんな仕事のやり方をしていれば、長生きはできんだろうとも思う。

そんな手塚の仕事の仕方、追い込まれ方、工夫が詰まった本が、「手塚先生、締め切り過ぎてます! (集英社新書)」です。
漫画家を目指して上京、なぜか編集担当者になって手塚の原稿を早く手に入れるために手伝っているうちに、最後はチーフアシスタントになってしまった福元さんの本です。
エピソードも面白いし、すぐそばに居た人だけに、普通ではないことが、”淡々と”語られています。

私の業界も、滅茶苦茶なスケジュールで超人的な仕事量をこなしている人たちが沢山いる業界ですので、共感というか、参考になることも多いです。
日本の企業さんでは、末端で壊れる、亡くなる方が多いと思いますが、外資ではえてして、中堅以上、本部長クラスで倒れる方が多い気がします。 まあ、いずれにしても、過酷な状況を普通と考えている業種なのでしょう。 よく今迄生きてきたなと、最近思うです。(結構、タフなんだな私・・・ 弱いけど)

そんな中に身をおいて、全身全霊を傾けて何かをなさねばならないのか、自らを見失わず出来る範囲でベストをつくすべきなのか、そもそも働くという意味はとまで、考えさせられました。(そんなことを考える人はそうはいないと思いますが)

手塚先生、締め切り過ぎてます! (集英社新書 490H)
福元 一義
集英社

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コーチング

今、突然の様に、大きな組織のリーダになってしまった。
(正確には引継ぎ中)

今迄、7-8人が最高だった管理対象が、一挙に30人弱になったのだから、さあ大変。
こうなったら、私が頑張っても、何もできないという事実を骨身に感じて、
コーチングに精を出そうと思う。

でも、色々の人から持てる能力を前向きに引き出すのは、とても難しい。

元々、カウンセラーの資質があると思っている私ですので、本気で、その長所を伸ばして、人の話を聞く、人になろう。

でも、私と話をしたいと、思われないといけないのだから、コーチングも大変。

なんだか、今の会社、大きな枠組みでは、とってもポジティブで、良いのですが、個別の問題は山積というのが、今の状況。 具体的で現実的な問題解決能力が求められている。私自身の鼎の軽重が問われているのかも知れない。

まあ、評論家でよかったコンサルタントを廃業して、実世界(リアルワールド)で自分の能力を確かめたくて、転職したのだから、願ってもないと思わなければ・・・。

今日読んだ本に、しびれるフレーズがあった。 失敗する恐れより、全力を尽くせないのではという恐れの方が、ためらわせる理由なのではというもの。
結果ではなく、プロセス。そして、その自分を信じられるかという問いかけ。

この世の中で一番扱いが難しいのが、私(の潜在意識)だと思う。
本当に、だますことができない上に、気まぐれ。
そんな私を率いて、戦い続けられるのかと思うときもある。

みんなに会えた

前の会社に書類を取りに行きました
ごく普通に話して違和感も無く、まだまだ社員の感覚ですが、別の道をあゆんでいる事実に少し心が痛む。
仲間の様な違う様な d(-_-)

問題が一杯・・・楽しい?

転職して、色々と今までと違う環境に放り出されて、毎日、色々とトラブルが一杯。

外資系なので、ちょっとしたITインフラの不具合も、日本のITに打診して、本社のIT部門に質問を投げて、その問題は日本側で設定しているからとか言って、元の担当者に話が戻って、サクっとオペレーションしてもらったら、すぐ直ったり。(^^)
お伺いも、日本語⇒英語⇒日本語 とメール⇒専用システム⇒メールとクライアントインターフェースもころころ変わる。 うーん、外資系なのに英語が出来ないのは辛い・・・(;_;)

まあ、こういうのを面白いと思えるかが分岐点と思って、頑張ってます。
小さいトラブルは、つき物だから。(精神的に対処できるのは経験かな?)

ただ、客先トラブルとか、長時間拘束とか、体が辛いのは勘弁だなー。

業務に必要な情報にアクセスできるようになって、やっと、色々の環境が整った気分です。社員になるのに、何日かかっているの、全く⇒ 私  

転職しました

4月末で、コンサルタントを廃業して、現場監督に復帰しました。

色々と悩みましたが、コンサルタントとしての将来に不安を感じ、やはり、マネージャー経験(部下をリードする経験)が必要かなと思っていたところ、頭狩りに声をかけられたので、転職を決意しました。

まあ、すったもんだ色々あって、まだ落ち着きませんけど、前向きにチャレンジしてみたいと思います。

こんな私ですが、色々な人から、好意的なコメントをいただけたのがうれしいです。
まあ、困っている人には、優しくしておいて損は無いので、誰もが、いたわりの気持ちで言ってくれていることと、考えないとね。

5月入社ですが、連休もあり、研修もありで、まだまだ、全然仕事していない私。
(大変だよと、ここでも周りから、同情のまなざしで見られる私・・・)

まあ、根拠の無い自信で乗り切ります。

社内システム

あるお客さんとの案件で、基本契約を結ぶことになりました。
まあ、どこでもそうなんでしょうが、”この書式でないと契約できません”から始まり、”このフォーマットにこの様に入力してください”理由はそうしないと社内システムに登録できないからですと言われます。

 とっても煩雑で、硬直している手続きで、相手の担当者がむしろ恐縮している程です。まあ、一般にアプリケーション開発を外注している会社では、類似の面倒くささがありますね。
そうやってガチガチに固めないと、安心してビジネスはできないのでしょね。
ただ、発注側だから少々の不便をかけても良いのだ、という発想だと困りますね。
実際には、そうやって、目に見えないコストを自社でかけているわけですから。

元々は、ならず者国家アメリカを信用できないヨーロッパの投資家が色々条件をつけたために、契約が煩雑になったという話です。グローバルスタンダードっていうのは、性悪説の最たるものですね。お前ら信用していないから、これは守れって言われたら、信用されていないなら、書かれていないことは何でもやってやれ・・・となり、また更に、条件が細かく、うるさくなるということの繰り返しですね。

結構、社内の調達システムなんて、業務が回ればよい、どうでもよいシステムですが、そういった細部に神宿るですね。 綺麗なロビーを作って綺麗なお嬢さんを並べるのもいいですが、トイレを綺麗にするということが大切だと言われます。それと同じで、社内システムに注意を払うというのも結構会社のイメージ作りには大切だと思うです。

コンサルタントの資質

最近、強度偽装問題で、出てくる総研の内河社長。
あの人には、コンサルタントとして、何が必要かという点が良く示されているように思う。
・愛想が良い
・見た目(姿かたち)が良い
・発言に説得力がある
・自信がある(ように見える)
・言うことが斬新である
・理解しやすいことを言う
・高いフィーを取る

まあ、最後は、顧客心理(高い費用を払ったのだから、この人は有能で役に立つと思い込んでしまう)という点もありますが、結局、顧客に信頼されて、正しいと思われる方向に導く能力がコンサルタントの資質なんですね。
ただ、ご存知の通り、内容がおかしいと、顧客も悲惨なことになります。
まあ、話が上手というは絶対に必要なことですね、ピンでやるには。
口の悪い人は、男芸者とかペテン師とか言いますけど。

口下手な私は、コンサルタントの資質あるのでしょうか・・・悩みです。
(え? コンサルタントの資質”も”無い・・・ 確かに・・・ (=_=) )