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将棋の渡辺くん ①

たまにはマンガ。

最近竜王に復活した渡辺明の”奥さん”が描いた漫画。
最初、原作・原案が奥さんで、専門作家が描いているのかなと思ったら、本人。しかも、どこかで見た名前。伊奈めぐみ。女流育成会にもいたので、それで覚えていた。兄貴も将棋プロ。まあ、軽い気持ちで買いました。

読んでびっくり、こんなにおもろいマンガは久しぶりかも。
といっても、ストーリー展開がどうだとか、画風がどうかということは一切なし。”素材”が秀逸。 渡辺永世竜王が、こんな人だったとは・・・。 特に、ぬいぐるみ関連の話は、正直”コペルニクス的”世界の大転換を覚える。

まあ、こういうキャラでしかも別冊少年マガジンに連載を許しているところが、渡辺明の本当の強さなのかなと思う。

昔、田中寅先生の本で、羽生の天下を脅かす次世代として当時奨励会の渡辺明を挙げていて、ああ一流の専門家による才能の評価はすごいもんだなと後になって思った記憶があるが、どちらかというとイメージは”魔太郎”の方だったけど、う~ん、違った。

夏に②が出るらしいので今から楽しみ。

将棋の渡辺くん① 伊奈めぐみ 講談社 ワイド 838
¥800+Tax ISBN-978-4-06-395559-0