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すごいボリュームです

衝動買いの結果がポロポロ届いてきました。

まず、シューマン全集 25CDのボックス。
正直伊藤恵のシューマニアーナを全部揃えたので(初期Versionの笑えるジャケットもあります)、ピアノ曲は全部ダブりになる上に、数少ない交響曲なども全集を持っているので、演者での違いを確認することぐらいで、改めて伊藤恵の素晴らしさを再認識することになりました。 まあ、200年目のご祝儀ということで・・・。

続いてコルトーの7CD。
封筒のかたちで届いたので、1CDを間違えて注文したのかと焦ったが、7枚ぐらいでは今ではこんなもんなんだねぇ。
早速聞いてみると、まあ、へたくそ。(^^;
アルヘリッチとかと比べたらいかんのはわかるけれど、音階などのタッチのばらつき、各所でのミスタッチ、当時から指が回らないと先生にも叱られ続けて散々だったらしいから、そんなもんでしょ。
ただ、ダイナミックな演出は新鮮。 どのメロディーラインを強調するか、消すか、テンポのコントロールによる色彩豊かでピークを作り上げる手法は、面白い。 楽譜に正確であることが優先される、出来てしまう今の演奏家には期待できない演奏かなと思った。ただ、彼によってショパンが蘇ったとまで言われちゃうと、当時はどうなっていたのと思ってしまう。
それに、7CDあるけどショパンは1枚だけなのも、ちょっと残念。

そして昨日ついにグラモフォンの111年記念セット前半55CDが届いた。
まあ、それはそれはすごいボリュームです。
ただ、BOXとしてはシューマンの25CDとほぼ一緒なのは驚いた。
ベートーベンの最後のピアノソナタが作品111であることにちなんだグラモフォン創立111年記念リリースだそうで、しかも全部で111枚のCDからなる集大成だそうで、なんだかよくわけがわからないけれど、すごい。
付録でついてくる小冊子にグラモフォンの111年が10年単位で解説されていて、これが結構面白い。
19世紀から2度の大戦を超えて生き延びてきたレーベルの歴史が少し誇らしげに書かれている。
なにしろ、エジソンの蝋管ドラム式に対抗してディスクを作ったところからはじまるのだから、レコードとクラシックの歴史そのものなわけで、フルトヴェングラーやカラヤンが”新人”としてうちではこのときデビューしたんです、と書けてしまうすごさ。 リヒャルト・シュトラウスが自作を振っていたりするわけで。
ものは、CDのジャケットそのままの紙の袋にCDがナンバリングされて演者のABC順に入っています。
今、これを書きながらiTunesに取り込み中ですが、まだやっとDomingo & Giullini まで、10枚目に入るところ。今日中には終わらないだろうな~。
第2セットの56枚は11月に入ってから、既に予約済み。
当分、CDは買わないで済みそうかも・・・ ほんとかな?