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自分を変えるための第一歩はここから

フォレストの新書シリーズは目立つ。 そして、手を出すのをためらわせるピンク。
ただ、実際には良書が多い。

今回の本は、その中でもとびきりの一冊。

「心のブレーキ」の外し方~仕事とプライベートに効く7つの心理セラピー~
石井 裕之
フォレスト出版

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この著者は、コールドリーディングで名前をうった、どちらかというと心理学を使って、どう人間関係で良いポジションをとるかといった”キワモノ”ビジネス書を書いているイメージがあった。
今回は、目を自分の内面、潜在意識にむけている。
潜在意識というと、よく、”願望は実現する”とか、”夢をノートに”といった、野望達成ノウハウ本があるが、それと同じ主張に見えてしまうかもしれない。
しかし、この本では、より”きちんと”原理を説明している点が類書と異なる。

本当はこういうことを言いたかった、こういう本を書きたかった、そのために今まで売れる本を書いてきた・・・というケースがあるが、この本もそうではなかと思ってしまった。(すでに、作戦にハマって洗脳されてしまったのかもしれないが・・・)

書いてあることは単純である。
・潜在意識は変化を嫌う → 現状維持が心地よい
・潜在意識は愚直である → 意識が忘れても答えを探し続ける
・潜在意識には今しかない → 過去も未来も変えられる(気の持ちよう)
・経験や知識は妨げにしかならない
・根拠のない自信が実は大切
と、ほとんどがパラドックスに思えてしまう主張だが、一つ一つ納得して、どうやって、とてつもない能力を持っている子供のような潜在意識を生かすかという気持ちになってしまう。
そのためのノウハウが沢山つまっている本です。

結構、根拠のない自信があると、身内には言われるが、私は正しかったのだ。 (^^)v