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だめだこりゃ(一事が万事)

小さな記事だけど、

源純夏 立候補断念

公募して、選定したのに、前職が抵抗して無所属ででるという姿勢をしめしていて、公認がなかなか下りないので断念したということらしい。

どこの世の中に、空席ができていないのに公募をするという人事がありますか。
抵抗した現職がいるということは、この人では勝てないと執行部が判断したということだと思うけれど、指導力というか、統制がとれていない無政府状態だね。(平安末期、羅生門の世界が彷彿としますな。自民王朝の終焉はこういうところに出ている。)

まあ、自分の行動がどの程度結果に影響するか判断できないという点で、候補者というか政治家として失格な気もするので、執行部の判断は正しいのかなと、例によってうがって見てしまうが。
若くて知名度もあり(何しろ日本で一番速く泳いだ女性ですよ・・・)、この時期に自民党から出ようという”奇特な”候補を生かせないというのは、なんででしょうかね。 結局、みんな目線が近く、自分と自分の周囲の利害だけに目が行って、諸々のしがらみから、従来のやり方を踏襲するしかないということなのかな。
国会議員は政治家のトップなのだから、時流をみてすぐに切り替える柔軟さと、ドロドロの現実にまみれながらも揺るがない高い理念の双方がしっかりなければいけないと思うのだが、いかにも未熟にみえますな。

ただ、日本という社会が、組織的に政治家を誕生・育成する機能を喪失しているのではないかと思い、それが一番の問題だと思ってしまった。
まあ、徳川300年、武士による幕藩体制が崩壊した時も、富国強兵の軍政国家が敗戦とともに軍隊が解体された時も、全く別の系統が出てきて立ち直ってきた多様性に富んだ国だから、今度も大丈夫だと思うけれど・・・。
次が見えないというのは不安なものだ。