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一流になるには

人の能力といったものは、そんなに違いがあるではなし。

100m を 10秒で走れれば一流。 時速36km。
これが時速 24kmだと、15秒。 大体、普通真剣に走れば誰でも100mを15秒では走れる。

時速 150km の剛速球を投げるのは一流。
その 2/3 は 100km。 まあ、野球をやったことのあるものなら、出せない速さではない。

ことほど左様に、一般の人の1.5倍の結果が出せれば一流になれる。(簡単でしょ?)

何倍もの能力を持っていなくても一流になれるというのは不思議な感じもするが、逆に言えば、一流が集まる超一流の戦いの中では、その差はほんの0.1%もなかったりする。

100m水泳を例にとれば、50秒の1%が0.5秒、0.1%は0.05秒だが、10cm 手のひら1つ程度の差。これが1500m ともなると、15分の 0.1% は0.9秒、1.5m。体一つの差になる。(なので、オリンピックとかでも、最後プール半分ぐらいの差がつくのも当たり前)

今自分の持っている能力を1.5倍にすれば一流になれるというのは、楽な気もする。
さらに言えば、ほんのちょっとだけ昨日より向上すれば、複利が効くので簡単に達成できる気がする。(1日 1%向上すれば1年で 37.8倍になる・・・複利恐るべし)

ただ、土台が弱いとすぐに崩れてしまう砂山のようなものだから、富士山のように、広大な裾野がないと中々高くなれないというのも一方の真実。
(だから、最後の0.1%にみな、もがき苦しんでいるわけだから・・・)

能力の差はわずかしかないから、そこを抜け出すためには、実は膨大な労力と時間が必要という話でした。